本棚つきダイニングテーブル、兼作業台を自作した
実際作ったのは、一年以上前なのだけれども。初めてのDIY。
[背景]
新婚入居を機に、テーブルが必要になった。でもいいものがない。みんな中途半端なサイズ。でかいやつは高い!というわけで、大きいサイズのダイニングテーブル兼、作業台を作ることにした。ソファーとテーブルを一部屋に共存させるとグダグダしちゃうだろうし、僕らはテレビも見ないし。
夫婦それぞれ作業ができて且つ邪魔にならない、どーん!としたやつ。そのテーブルが生活の拠点となるような。二人で没頭して作業したり、ご飯を食べたり、友人と語り合ったり。パソコンも好きなので、パソコンも置けるように。
作業台らしく使いやすいように、片面の脚は本棚にするアイデアも練りこむことに決めた。こういう机あまりないよね。なんでだろう?構想を絵で描くと、こんな感じになった。
[完成写真]
[デッサンのポイント]
- 向いあって作業ができるくらいの幅を確保した。普通のダイニングテーブルは80cmくらいで、二人で店を広げてしまうと、干渉してしまう。机が楽に拭けて、対面と不自然にならない距離を考えて100cmに決定。板の定尺の関係で35cm×3枚=105cmに。
- 私は高身長のため腰が曲がって痛いので、天板の位置を高めに設定。妻には悪いが、椅子にクッションを入れてレベルを上げてもらうことにした。本棚は最低3段ほしかった。棚の高さは天板の高さ依存であるため、ドッチファイルが入るようにするには棚の板の厚みを減らすなど、設計すると結構細かいところまで気になった。
- 本棚裏に中棚を作成。ここに普段使うものを置く。
- ケーブルなどが引き出せるよう、真ん中にそって穴をあける。
- 板が2mと長いので、補強で真ん中に脚を追加。脚の邪魔にならない位置に。
- 作業しやすいように、机裏にケーブルタップ
デッサンには盛り込んだが、ボツにした案
- 机裏をすっきりさせるため、ケーブルダクトを設置 → そもそもダクトが必要なほど何本もケーブルはなかった
- ディスプレイの下にパソコン棚。脚が思いっきり伸ばせるスキマを確保 → 元々持ってるメタルラックでいいや、ってなってしまった
- 埋め込みで卓上ライトを設置。台座は邪魔になるので、天板に最低限の穴をあけてアームだけでるように考えた → 必要あれば将来追加
- 天面の端に棚。本などを取りやすいように → 圧迫感がでるため中止
[費用]
総額45,000円くらい。
- 天板 20,000円 (ゴム材/1800L*350mm*30mmt*3枚)
- 他、木材、金具、工具、ネジ、ボンド、ニスなど 25,000円くらい
天板は近くの木材屋さんをググって突撃。相手にしてもらえるかな~と不安だったが、意外と親切にアドバイスをいただけた。まずスケッチを見ていただき、厚みを30mmtに決定。材質は堅いが高めのナラ材、そこそこ堅くて安価なゴム材、安くて軽いが曲がりやすく柔らかいペンなどの跡がつくパイン材の3種類に絞った。机がデコボコになるのは嫌だったので、間をとってゴム材にした。こんな小口案件でも快諾してくださり、配送も無料!きいてみるもんだ。
その他は全てホームセンターで。脚なんて支えてりゃいいので、ワンバイ/ツーバイ材である。本棚部分の板となる場所がパイン材で、意外と高くついた。
[製作過程]
2週間ほどで作りあげた。
- まずは天板のニス塗り&ヤスリ掛け3回。一番手間がかかった。塗るとケバが立つため都度紙ヤスリをかけ、これを繰り返す。塗った後は乾かさないといけない上、普通のリーマンなので少しずつしか進めなかった。毎日仕事が終わってから部屋にこもって作業。しかしここで手を抜くと見た目も悪いし、将来的に板が反ってしまう。裏側は手抜きで1回塗り、しかしタップリと塗った。作業写真を撮るのを忘れていたので、風景だけです。
平行して本棚部分を組立。実際に入れたいものをあてがってみて、高さを罫書き、L字型固定具を取り付ける。ドリルで下穴をあけ、ネジを取り付ける。。
全面を板でコの字型にすると、板の寸法合わせのカットが面倒くさい!横面は別に板じゃなくていいという結論になったので、IKEAで100円で買った棒材にした。組み立てた後、ここで問題が。意外とねじり方向の強度がない。グラグラする、というわけで釘を打ち込んだら解決した。途中写真がなかったので完成図。
真ん中の天板を支えるものがないため、本棚の背板にのせることにした。背板が天板より低い位置にあったため、端材を天板同士の接合部に合うようにボンドで接着。例によってここも作業写完成写真のみです・・・。
天板を結合。ホゾを作るような機械も技術もやる気もないので、金具ドメ。金具+ネジ+ボンド。金具は作業の邪魔にならない場所に。ガッシりさせる連結ために太いネジを選ぶと必然と金具が大きくなる→厚みが増える→段差ができる→すげー邪魔。ここら辺はネジの径とのトレードオフとなった。φ3.2のビスにしたかな。細いが、数で勝負することにした。今思えばダボを使い、金具は裏面だけにすれば良かった。
天板を脚に組み付けて、L字型金物をネジで止めて固定。体がぶつかってずれなければいいくらいのレベルなので、適当に。引っ越す際にはここを外して板と脚部を分離して運ぶことができる。パソコン側で板と板の間に段差ができてしまったので、紙をライナー代わりにいれてフラットになるように調整した。(みえるかな?)
パソコン側は最初ワンバイ材で枠を作ったが、さすがに細すぎて妻が不安がっていたのでツーバイ材で枠を横に作り足し、結合。ブサイクになったがまあ細けえこたあいいんだ。
ドリルで穴をあけまくり、四角の穴にする。なぜこんなやり方をするかというと、糸ノコを買う金をけちっているだけだ。もちろんガタガタな仕上がりになったが、やすりである程度形を整えて、ヨシとする。
天板裏にテーブルタップを取り付け。クギとインシュロックで適当に固定。机の真ん中からLANケーブルを使えるように、引っ張って垂らしている。
本棚の裏に棚を取り付け。座ったときに角が腿にあたると痛いので、200mmくらいでC面取した。
完成図を横から。
[感想]
一つ失敗が・・・天面を高くしすぎた!(床から770mm) 板厚の30mm下げただけでもだいぶ変わっただろう。低いもののレベルを上げるのは簡単だけれど、逆は大変なのだ。まあ一か月も使えば夫婦共々慣れてしまったのでよしとする。
それ以外は大満足!8人くらい座ってパーティーも余裕でできるよ。